要約記事『平和』
創造主の意思に従うことの本質、および全体的な形は、「同胞愛」(または、人間愛)です。実際的な具現では、他者に譲り与えることです。これを実践すれば、意思が忘れられることはありません。
自然の法則についての注意
創造の手引きは創造主から発しています。このため、自然の法則に違反する人は目的達成の妨げとなり、自然によって罰せられます。
創造主を「自然」、「容赦なく目的のない」、または「思慮深く、物知りで感受性があり、その行いには目的がある」と評する場合がありますが、同じものを指しています。いずれにしても、創造主の命令つまり自然の法則には従う必要があり、命令に背くと罰を受けます。
私達は、他者に譲り与えるように創造主から命令されています。そのために、各メンバーは社会がうまくいくのに必要とされるだけ働きます。私達がこの要求を満たさない限り、自然は私達に罰を与えます。最終的に、自然は私達を打ち負かし、私達は必要な施策を講じて命令に従うことを強制されます。
変転の輪
肉体は変化しますが、魂は消えません。ある世代から次の世代へ、ある肉体から次の肉体へと移動します。新しい魂はありません。魂は転生し、各生命で新しい肉体に入り込みます。
発生の法則
人間の堕落した行為は、それこそが私達の苦しみの原因であり、また私達を修復に導くものです。そのため、すべての良い状態は、それに先行する悪い状態の結果なのです。
良いか悪いかの価値は、状態自体に関してではなく、全体的な目標によって評価されます。目標に近づくような状態は良い状態で、目標からそれる状態は悪いと見なされます。
ある状態における堕落は、次の良い状態を引き起こします。
状態のライフスパンは、その状態で悪が耐え難いほどになるまでに必要な時間です。耐え切れなくなったら、人間はその状態を壊して、より良い状態を確立しなければなりません。このように、悪をまったく含まない修復した状態に到達するまで、状態は連続して発生します。良い状態は堕落した行為から発し、良い状態では悪が耐え難くなるまで蓄積します。耐え難くなった時点で、人間はその状態を壊し、より望ましい状態を作り出します。
進化の法則
あらゆる悪はそれを発生させる力があって生まれ、それによって正しい状態が展開します。良い状態に向かわせる力は、創造主に仕える結果として現れます。その力は、人間に、苦しみや苦痛を伴わず、愛から、自由意志で創造主に従わせます。
生来、人間は自己の利益にならない場合はまったく動かないものです。それを正す唯一の方法は、創造主を満足させるために、他者に譲り与えるという創造主の命令に従うことです。
他者に譲り与えることが、自分自身を管理することでなければなりません。さらに、自分自身の要求よりも他者の要求を優先しなければなりません。
創造主を愛するという目標のためには、友人の要求を叶えるための努力を惜しんではなりません。したがって、人間は創造主の恵みを受けるためだけに働かなければなりません。
世界平和と創造主の知見とは同じです。国家間にエゴイズムがある限り、イスラエルの子供たちも、同胞に譲り与えるという状態において創造主に仕えることはできません。
Last Updated (Sunday, 06 December 2009 19:09)