私達はどのようにして人が友を助けることが出来るのか理解しなければなりません。これは、金持ちと貧乏、賢い人と愚かな人、弱い人と強い人がいるという点でしょうか?しかし、すべての人が金持ち、賢い、又は強い、等々、であるなら、どのようにして人はもう1人を助ける事ができるのでしょうか?

 

私達はすべての人に共通する一つのものがあることを目にします―気分です。「心の中の心配、彼にそのことについて他者に話させよ」と記されています。この理由は、生気に満ちていると感じることに関して富や深い博識も助けにならないからです。

 

むしろ、1人の人が自分の友が落ち込んでいることを目にし、もう1人を助けることができるのです。「人は自分自身を監禁状態から解放しない」と記されています。もっと適切に言えば、人の意気を上げることができるのは、その人の友なのです。

 

これは、友が人の状態を生き生きとした状態へと高めるということを意味します。そのあとに、人は力と人生の自信と富を再び獲得しはじめ、あたかも目標が今や近いかのように始動します。

 

どの人も気を配り、如何にして友の意気を上げることができるのかを考えなくてはならないということが判明します。なぜなら気分の事柄に於いては、誰もが友の不足している箇所を見つけて、それを満たすことができるからです。

 

 

 

Last Updated (Thursday, 28 January 2016 14:58)